女性が知っておくべき病気 『微小血管狭心症』

先日、NHK「総合診療医ドクターG」の再放送(2017年6月7日)を観ました。
(2016年4月27日(水)第3回 患者の訴え「背中が痛む」)

最終診断は「微小血管狭心症」。

狭心症は、血流の異常によって心筋に一過性の酸素不足を来たすことで生じます。
多くの場合は、太い冠動脈の異常によるものです。

が、微小血管の異常でも狭心症が起こることがあります。

「症状はあるけれど、冠動脈の狭窄も攣縮もない」
という病態のため、特別な検査を行わないと確定診断ができないそうです。

そして、症状も「胸の痛みや圧迫感」といった典型的なものでなく、
呼吸困難感、吐き気、胃痛などの消化器症状、背部痛、顎やのど、耳の後部などへの放散痛、動悸など多彩な不定愁訴であることが多く、その持続時間も数分ではなく数時間に及ぶこともあるようです。

微小血管狭心症の原因は、動脈硬化を防ぐ作用のある女性ホルモン(エストロゲン)の減少と関連しており、更年期前後の女性は要注意!

大事なのは予防で、適度な運動と食事、大量飲酒や喫煙をしないこと、ストレスをため込まないことが有効とされています。

齢を重ねた体といかに上手に向き合っていくか?
これは私自身の課題でもありますね。

また、体の諸症状を改善するには、カイロプラクティックも有効です。
筋肉・関節・神経系の機能異常の原因を評価・ケアしますので、症状の緩和はもちろん、予防にも効果的です。
ぜひ、ご活用くださいませ。


【参考HP】
●公益財団法人 日本心臓財団
今月のトピックス「微小血管狭心症をご存じですか。」
樗木晶子(九州大学大学院医学研究院 保健学部門)

●NHK「きょうの健康」
きょうの健康Q&A「狭心症」

女性に多い悩み 尿失禁について

尿失禁について相談されることがあります。

先日、『尿失禁・骨盤臓器脱の医学的評価と治療法』というタイトルで、たけなか三島東町クリニックの竹中俊介医師のお話を聞くことができました。


まず、尿失禁は大きく2つに分類でき、第一選択の治療法も異なるということ。

● 腹圧性尿失禁 : 咳やくしゃみ、運動時に漏れる → 骨盤底筋群の運動療法

● 切迫性尿失禁  :トイレに行きたくなって、間に合わずに漏れる → 薬物療法

腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方の症状をもっている場合、「混合型尿失禁」といいます。


そして、重症になりやすい人には特徴があるそうです。

● 「高齢者」 > 「若者」

● 「肥満」 > 「やせ」

● 「小柄」 > 「高身長」

● 「多産」 > 「未経産」


重症になる前に検査・治療するのが望ましいのですが、男性に相談しにくいことも事実。

たけなか三島東町クリニックでは、金曜午前に女性医師(中島明子医師)による診察があります。

尿失禁でお悩みの方。

まずは、泌尿器科専門医に相談されることをおすすめします。

たけなか三島東町クリニック ホームページ


また、病院を受診して「診断」がつかない場合、カイロプラクティックも症状の改善に有効と考えられます。

関節や筋肉に適切な刺激を与えることで、神経を活性化し、内臓を含めた身体機能の回復にも効果が期待できます。

ぜひ、ご活用くださいませ。